各種レビュー記事
購入前の考察・または欲しいものを妄想…
コールマンのパワーハウスツーバーナー 413Hを買おうかな?と考えている人は、どうせ買うなら、最初からツーバーナーの中でも決定版ぽいガソリンバーナーを買ってしまおうと思っている人か、既に他のツーバーナーを持っていて、何らかの不満を持っている人ではないかなと思います。
ちなみに、私の場合は前者でツーバーナーは安いものでもないし、どうせ買うなら長く使えそうで決定版ぽいパワーハウスツーバーナーを買ってみた派でした。ホワイトガソリンのバーナーは、ポンピングという燃料タンクの加圧作業が点火前に必要となりますが、この辺りも含めて体験してみたかったのも有ります。
一方で、後者の場合、キャンプでの経験も相応に有って、寒い時期にも安定した火力が欲しいとか、バーナーの上でガンガンにダッチオーブンを温めたいとか、確固たる理由があるのではないかと思います。
コールマン パワーハウスツーバーナーの第一印象は、とりあえず思ったよりも大きい事。店頭で実物を確認して買っても、収納状態の大きさには少し戸惑を感じるのではないかな?って思います。畳んだらぺたんこになるツーバーナーが多い中で、厚さ14~15cmは有ります。実際には、中身がすっからかんなので、小物類を入れる収納ケースとして利用できるので、第一印象の大きさほど邪魔にはならないかもしれません。
是非、実物を見てからの購入をおすすめします。
もともと、オートキャンプでなければツーバーナー持って行く人はいないでしょうが、コンパクトカーでのキャンプを考えている人は要注意かもしれません。
そして、パワーハウスツーバーナー413Hはスチール製なのも有って、重量が思いのも難点です。バーナーしか荷物が無ければ問題ないのですが、他にも荷物が有るのが当たり前なので、要注意かもしれません、その分、耐熱性は高いようで、アルミを多用したバーナーでは不安になるような使い方でも問題有りません。
パワーハウスツーバーナー413Hはホワイトガソリンを使うバーナーなので、使用前には液体の燃料を入れる必要が有ります。漏斗のようなフューエルファネルか、パイプのようなガソリンフュラーで燃料をタンクに注ぎ込みます。液体燃料なので、こぼしたりすると面倒な事になるので、注意が必要です。私は、ガソリンフュラーを使っていますが、パイプの部分が押されている間しかガソリンが出ないようになっているのも有って、今の所ガソリンをこぼしたことは有りません。
ガソリンフュラーは缶の口に直接ねじ込んで使用するので、缶が変形してしまうと取り付けられなくなってしまう場合が有るらしく、フューエルファネルの方が人気のようです。今のところは取り付けられない状態には遭遇してませんが、両方用意しておく方が無難かもしれません。
という訳で、今の所、燃料が液体である事で、大惨事になったり困ったことは有りません。
燃料を入れるには、ガソリンフィラーか、漏斗状のフューエルファネルを使います。 ガソリンフィラーは先端を押さないと燃料が出ない安全設計です。
パワーハウスツーバーナー413Hでは、純正の燃料を使用するように指定されています。詰まったりしても困るので、純正を使用しておく方が無難でしょう。近所のアウトドアショップにはコールマンの燃料しか無かったので、迷わずコールマンの燃料をチョイスすることとなりました。缶の大きさで言えば1リッター缶の方が手軽で良いのですが、4リッター缶の方が断然安いんですね。容量は4倍で、値段は2倍強。ガソリンバーナーの特性コストパフォーマンスを生かすためにも、ここは4リッター缶でしょう。
ただ、4リッター使いきれるかどうかが多少心配なところでは有ります…
ポンピングの空気圧を利用して、缶に燃料を戻すアイテムもあるので、長期間バーナーを使わない場合は、缶に燃料を戻した方がよいようです。
このへんも、ガスバーナーと比べて、面倒な点です。燃料が液体なので、こぼれたりすると、面倒ですよね。クルマの中でこぼれたりすると大変だし、危険なので十分注意が必要ですね。
コールマン パワーハウスツーバーナー413Hは、ホワイトガソリンを燃料とするガソリンバーナー。そして、ガソリンバーナーと言えば、ポンピングですよね。オートキャンプの解説本にも、ポンピングは嫌だからガスの方が手軽で良いなんて書かれていますが、実際ポンピングは大変!
100回から150回のポンピングが必要なのですが、お店でポンピングしてみて軽いし余裕じゃん!って思ってる人は要注意です。レバー部に開けられた小さな穴を指で塞いでポンピングしなければならないんです。この穴を塞いでポンピングすると、とたんに重くなります。機会が有ったら、やってみて下さい。
もちろん、多くのユーザーがこの商品を使ってるわけで、そんな身構える程の作業ではありません。しかし、ガスカートリッジをねじ込むだけで使用可能となるガスバーナーと比べれば、確実に大変です。ご家族でファミリーキャンプに行ったら、ご主人の役目になるのは確実かと…
ポンピングは、力が必要と言うよりは指が痛いです。ちなみに、指が痛いので、後日スーパーポンピングを購入しました…必需品とまでは言わないですが、有ったほうが楽しくパワーハウスツーバーナーを使えるでしょう。
良かったら、スーパーポンピングのレビューもどうぞ!
ツーバーナー、シングルバーナー、ランタン全部を一人でポンピングするのは、チョット大変かもしれません。燃料を統一するのは良いことですが、全部一度に買うのはやめておいた方が良いかもしれませんね。まずは、一つ買ってみて、全部ガソリンでも大丈夫!って確信をもってから、買っても遅くないかと思います。
また、着火前の手順も多少複雑なので、事前に予習しておくのが懸命でしょう。手順を踏んで操作してゆくってのは、意外と楽しいですけどね。いかにもキャンプやってますって満足感は有ります。
ノブ中心の穴を押さえてポンピングを行う。穴を押さえないと空気を圧縮出来ません。
80回以降は、ちょっと力が要りますが、100回程度はポンピングします。 90回ぐらいから先は指が痛いかも…やっぱ、スーパーポンピングが必要か…
ガスバーナーならばコックをひねって、着火出来ますが、ガソリンバーナーは少しだけ手順が複雑なようです。ただ、複雑と言っても、一度行えば覚えられるレベルですので、それほど、苦手意識を持つほどでは無いようです。
メインバーナーのコックと、点火コック(真鍮製の部分)。
サブバーナーのコックは、本体左側面に有ります。操作出来ればOKな感じがアメリカぽいです。メインバーナーの火が安定するまでサブバーナーは使用出きません。
火は、ガスバーナーと同じように青い火です。火が付いてしまえば、ほぼ同じ。 圧電着火装置が装備されていないので、着火にはライターなどが必要です。
長期間、バーナーを使わない場合は、タンクから燃料を抜きます。まさか、キャンプ場に燃料棄てて帰るわけにも行きませんし、余った燃料を再利用出来れば経済的です。純正品で燃料抜き取り用のアイテムが出ているので、これを利用します。ポンピングの空気圧を利用して、燃料を抜くのですが、意外と簡単に燃料を抜けて便利です。チョット、ホワイトガソリンに対する抵抗感が薄れた気がします。
黒いゴムがタンクの口に密着するだけの管なんですけどね…
実際には、タンクを持ち上げた方がスムーズに燃料を移せます
よく、解説本に、中が空っぽなので、結構収納力が有りますなんて書かれているので、試してみました。たぶん無理だろって思ってたのですが、1リッター缶ならホワイトガソリンの缶も入るんですね。ホワイトガソリンの缶を入れても、まだまだ余裕が有ったので、その他の小物も入れてみました。パワーハウスツーバーナー関連の小物は全部入ってまだ余裕が有りそうで、確かに結構な収納力が有りますね。
ただ、キャリングハンドルが細い棒なので、色々入れる過ぎると重くなって持つときに指が痛くなります…
中は空っぽです
ホワイトガソリンの缶はここにしか入らないと思います。
いろいろ入れてみました。まだ、小さいものや薄いものなら入りそうです。ベタつく事が有りそうなので、食材とか、飲料水はやめてほいた方が良いかもしれません。
燃料は、夕食+朝食の調理で1L弱使いました。ダッチオーブンで煮物を作ったので、割と燃料使用量としては多い方だったのではないか?と思います。実際には燃料の使用量は増減すると思いますので、やや多い目に持って行って下さい。気温は10℃前後で、やや寒い目でしたが、この程度の気温では、全く動じない感じです。去年使用した、カセットガスのツーバーナーは、同程度の条件で全然ダメだったので、ホワイトガソリンバーナーの優位性は感じられました。キャンピングガスを使用するものや、ガス缶を温めるブースト機能のついた機種ならガスバーナーでも行けるかもしれません。
ちなみに、ポンピングがねなんて、与太話をしながら使うのは意外と楽しいですよ。
ゼロからキャンプを始める!Percussion cap
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