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購入前の考察・または欲しいものを妄想…
キャンプに行って何が大変かと言われれば、ペグ打ちなんじゃないだろうかと思います。特に、多人数でキャンプに行って、テントを複数設営しなければならない場合なんかは、打つペグの本数も多いので、ヘロヘロになりますよね。
と言う訳で、大変なペグ打ちが少しでも楽になるような、おすすめペグハンマーを探す事に!
今まで使っていたハンマーは1つ600円ほどのゴムハンマーと100均で購入した同じくゴムハンマー。キャンプというのは道具を揃えるのに費用がかかる趣味なので、中々この手の道具まで手が回らなかったのですが、他のものが揃い始めたので、やっと手を付けることが出来ました。
テントに付属のハンマーはさすがに使い物にならないので、直ぐに別売りのペグとハンマーを購入。写真の物はロゴスのテントに不足のペグハンマーで重量197g。いかにもプレス加工で作りましたって感じの一品です。軽すぎて、全然打ち込めません。
次に買ったのがゴムハンマー。ロゴスのハンマー&ゴムリムーバーとして売られているゴムハンマー(下)と、100均で購入したゴムハンマー。ロゴスのゴムハンマーが300g、100均が274g。
100均のゴムハンマーは意外と活躍しましたが、表面が弱いので表面がボロボロ取れてくるのが難点です。特に金属製のV字ペグ打つと、一発で壊れてしまう事や、やや軽いのも有って、自重でペグを打つのは難しく、勢い腕力勝負になります…
ゴムハンマーは腕力が無い人でも軽くて持ちやすく、キャンプのメンバーが多い場合には、皆にハンマー使ってもらうには便利なのですが、やはりもう少し良いハンマーを試してみたくなりますね。
ゴムハンマーはお手軽で安価なので、無くされたり壊されたりしても安心なので、それはそれで良かったのですが、今度はいよいよ金属製のハンマーです。評判の良さそうな物を色々と試してみました。
今さら説明する必要もないでしょうが、先端に銅がついたデザインが特徴的なハンマーです。銅は柔らかい金属なので、潰れながらある程度ショックを吸収してくれるわけです。
先端は、そのうち潰れてしまうのですが、ピンを外して取り替え可能です。
重さ695gで、自重でペグを打つのに適度な重さかなと感じます。腕力を使わずにハンマーの自重でペグを打ち込む事が出来ます。
ペグ抜きは、他のハンマーよりも頭ひとつよく考えられている印象。どのペグに対しても2種類程度の抜き方を適用出来ます。
ペグハンマーPro.Cは、よく出来てる印象ですが、価格は\5,880と通常サイズのハンマーとしてはかなり高価。スノーピークの製品は全体的に高いですが、ハンマーに6000円はちょっと悩むところですね。ヘッドに銅が付いていない廉価版のペグハンマーPro.Sも有ります。
いろんな引っ掛け方が出来るので関心します。
さすがにソリッドステークとの相性は良いです。
意外と、こんな引っ掛け方も出来るようです。
コールマンぽいような、そうでもないような感じのスチールハンマー。今回購入した中では最も大きくて、重いハンマーです。持ち手はゴムが巻かれています。\3,885と中程度の価格ですが、まだ、ちょっと高いかな?って感じはします…
重さ717gとペグハンマーPro.C よりも、やや重量が有りますが、使い勝手はそれほど変わらない印象でした。自重だけで、ペグを打てます。
ペグ抜きは一見相性が厳しそうですが、思ったよりも適合しているペグが多く、ほとんどのペグで上手く使えそうです。よく考えられています。
こんなので引っ掛けられるのか?って感じですが、意外とチャンと引っかかります。
モノポールテントのピルツシリーズで有名な小川キャンパルのペグハンマー。3つの中では格安で、 \1,510。たかが、ハンマーだしこれぐらいの値段が妥当な感じはしますが…
重さは589gで、ペグハンマーPro.Cや、パワーマスター スチールヘッドハンマー と比べると軽い目。実際、ペグを打ってみると、ほとんど問題なく打てますが、地面が固い場合にペグが入りにくい場合が有りました。ペグハンマーPro.Cで打ってみると直ぐに入ったので、やや打撃力不足な印象を受けます。
しかし、アイアンハンマーには思わぬ弱点が有りました。ペグ抜きが手持ちのペグほとんどと相性が悪いのです。スノーピークのソリッドステークとV字ペグは、何とか使えそうですが、他はかろうじて引っかかってます程度。ソリッドステークやV字ペグも、サイズがピッタリすぎて、差し込んだら全く動かない状態です。これだけ相性が悪いと何を基準に商品開発したのか聞きたくなります。
とは言え、私はハンマーのペグ抜き機能が無くても困らない派です。長い目のペグを使って、少し先端を残しておいて、手でグリグリっと抜けば大抵のペグは抜けるからです。私と同じようなペグの使い方をしている人も多いのでは無いかなと思います。
ただ、うっかり深くペグ打ち込んでしまった場合に、ペグ抜きが役に立つ事が有ります。そういう時に、このアイアンハンマーのダメっぷりはチョット心配ですね。
価格が安く、そこそこの打撃力は有るので、家族やグループで何本か必要な場合に、1本をより上位のハンマーにして、数本を小川キャンパル アイアンハンマーに留めておくのも手でしょう。
ネイルペグはほとんど引っかかってない状態。
テントに付属のピンペグも、引っかかってるとは言いがたい状態。
並べてみると、コールマンのスチールヘッドハンマーが一回り大きいのが分かります。
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