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購入前の考察・または欲しいものを妄想…
Spec
532lux | 44lux | 288lux |
以前から、一回り小さくて同様のデザインのSOL-144Sという機種が出ていましたが、SOL-144Sは単4電池4本を使用するLEDランタンだったので、小型で便利なランタンでは有りましたが、点灯時間や明るさなどメインのランタンとして使うには心許ないランタンでした。
このため、SOL-144Sの単3バージョンが有ったら欲しいと思っていた人は比較的多いのではないかと思います。
EX-136Sよりも明るいランタンは多数が有りますが、中々使い勝手の良いランタンが出てきたものですね。では早速レビューに入りましょう!
EX-136Sですが、単三電池6本で従来型のモデルと近いデザインのSOL-036Cや、GENTOSの定番LEDランタン EX-777と比べると、どうなのでしょうか?買い替えや買い増しを考えている人もお多いのではないかと思いますので比較していきます。比較は3つのランタンのグローブを外した状態で逆さに吊り下げた状態で比較します。
左から、EX-136S、SOL-036C、EX-777XP。グローブを取り付けたままの状態ではEX-136Sが一番高さが低い。
ex-777
明るさはEX-136Sと同等ですが、側面への配光は苦手です。単1電池を使うランタンなので、連続点灯時間や、暗くなるまでの時間は長いです。
540lux | 65lux | 87lux |
SOL-036C白色光
下方、側方ともに明るく、白色光が好きならば、選択肢として有りですね。色の判別などは白色光の方が容易です。
975lux | 108lux | 323lux |
SOL-036C暖色光
暖色光は、EX-136Sに大きく負けた数値となってしまいます。
347lux | 44lux | 122lux |
単純な明るさだけを比較した場合に3機種で一番明るいのはSOL-036Cを白色光で点灯させた場合です。特に下方の明るさは明るく他の機種の2倍程度の明るく975luxです。数値的に2倍明るいと体感的に2倍明るい訳では有りませんが、明るいのは確かです。一方で暖色光で使用した場合は、EX-136Sの方が全体的に明るく暖色光でしかランタンを使わない人は、この段階でEX-136Sに決定ではないかと思います。
暖色光での明るさはEX-777と直下で同等程度で、側面ではEX-136Sの方が大きく改善されています。EX-777などではグローブ(発光部を保護する覆い)を外した状態では発光部がごく薄い半透明でしたが、乳白色のグローブを取り付けたまま使用する点も変化として現れているようです。
結果的に、比較的低い高さにランタンを吊り下げても広い範囲を照らせるようになったように思います。SOL-036Cは、白色光では横方向への光が弱いですが、下方向への光量が大きいので、より高い場所に吊り下げた場合、かなり広い範囲を照らせる利点が有りそうです。
底面にはカラビナ状のフックが取り付けられています。
EX-136Sは明るいランタンですが、単3電池を使用するLEDランタンですので、実際に明るいのは始めの数時間程度です。電池を交換しながら使ったりすれば問題有りませんが、この点単1電池のランタンは一晩程度は電池交換無しで行けるので、手間がかかりません。防災用途などで使う場合も、点灯時間が短い目なので、明るさを中または弱に絞って必要な場合だけ最大光量に上げるなど工夫が必要です。
一方で、キャンプをする場合、夕暮れから調理時間や食事時の数時間明るければ、後はそれほど光量を必要としないので、単3電池のEX-136Sでも十分対応出来ます。
GENTOSのLEDランタンでは、以前からグローブを取り外して逆さに吊り下げる機能を持ったランタンが多く非常に便利でした。これは旧来からのデザインのランタンでは、点灯時に自身の影が周囲に投影されてしまいましたが、GENTOSのランタンを逆さに吊り下げて使用すると、殆ど影を気にすること無く使用できる便利な機能です。
そんな便利な機能では有るのですが、取り外したグローブを安全に閉まっておくのが意外と面倒だなと感じる面も有りました。正直、ほとんどグローブを使用することは無いので、外していっても良かったのですが…EX-136Sでは、この点も大きく改善されグローブを取り外さずに逆さに吊り下げて使用出来るようになりました。
また、乳白色のグローブになったので、
単3電池6本なので、スペーサーが必要なくなりました。
細かい点ですが、電池ボックスの中央に電池の向きの表示が刻印されました。シールの機種も多いので評価出来ます。
これは、実際には試せてませんが、実際に耐えられたら心強いなと思える機能です。と言うのもEX-777XPを2m程度から落下させてしまい破損させてしまったことが有るからです。外見は破損していませんでしたが、落下後接触が悪くなり、点灯しない場合が有ります。少しでも落下に対する耐性を持っているランタンが増えてくれると助かりますね。
運悪く落下させてしまう事が有ったら、結果を報告したいと思います…
前述のように、落下などの原因でランタンを破損してしまう事故は稀に起こりますので、明るいランタンを1個だけ持っていくプランはお勧めしません。最低でも2個、出来れば3個持っていって欲しいところですが、SOL-036Cや単1電池を使用するEX-777XPなど、特性の違うランタンと混ぜて使うのも有りではないかと思います。もちろん、EX-136S 2個と、ミニモデル的なSOL-144S 1個などの組み合わせでも問題無くキャンプの夜を過ごせるでしょう。
ゼロからキャンプを始める!Percussion cap
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