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購入前の考察・または欲しいものを妄想…
Spec
390lux | 40lux | 100lux | 単一3本 |
EX-700RCは、ヒット商品となったLEDランタンEX-777の後継機となる製品で、リモコン、調光機能、エネループへの正式対応が大きな特徴です。LEDランタンとして基本となる部分に関しては、ややLEDの色が白っぽくなった以外は大きな変化は無く、LEDのカタログスペックも4.77W 280ルーメンと変りません。
今回EX-700RCを購入するに当たって、最大のライバルはEX-777でした。EX-777は非常に値ごろ感のある価格となっているのと比べると、EX-700はやや高い目。機能を選ぶか、価格を取るかですが、今更EX-777でなくても…という部分もあり、EX-700に決定。どうしても、リモコンが必要なわけでも、調光機能が欲しかったわけでも無いのは、やや微妙では有ります。EX-777でもエネループは使用できますが、完全放電させてしまうと再充電出来なくなってしまう可能性もあるようなので、その辺りは保険的な意味合いも有ります。
もともと、LEDは横方向への配光が非常に苦手な光源です。LED懐中電灯ではリフレクターが無くてもある程度前方を照らせる事からも非常に指向性が強い光源だと実感出来ます。EX-700RCでも、その辺りは意識されていて、ホヤの内部に円錐状のリフレクター(反射板)が設置され、横方向への配光が意識されています。とは言え、やはり、横方向への配光が苦手なのは変わりが無いようで、卓上に置いて使用する場合には横及び下方への光が弱く感じられます。反射させた上、乳白色のホヤで覆っているので、光がやや弱くなるのは仕方ないと言えるでしょう。
一方で、このランタンが最高に能力を発揮するのはホヤを外して吊り下げて使用する場合ではないかと思います。ホヤを外してしまっているので、刺すような強い光を想像してしまいがちですが、もともと、LEDを乳白色の覆いが覆っていますので、柔らかな光が広がります。ホヤが無い方が、効率的に周囲を照らせますので、やや光量を下げて使用すれば、電池も長持ちするでしょう。
と言うわけで、EX-700RCは暗いというよりは、卓上モードで使用すると、光が上方向へ逃げてしまう印象が有ります。取り外したホヤの置き場が、面倒では有りますが、このランタンの性能をフルに発揮するためにも吊り下げて使用して欲しいですね。ホヤは、回転させればすぐに取り外せます。ホヤを外せば、乳白色のカバーに覆われた状態でLEDが露出しますので、妙な影が発生しないのも良い点と言えます。
ちなみに、ホヤを付けた状態で卓上にEX-700を置いての読書は、視界にLEDの強い光が入る上に、本の角度も工夫しないと、やや暗く、意外と快適とは言えません。その点、やや高い位置にホヤを外した状態で、EX-700RCを吊れば、目障りなLEDの光が視野に入ることもなく、本の角度もあまり気にせずに読書が可能です。
見た目はイマイチですが、この状態で逆さに吊るすのが一番です。
調光機能に関しては、10%まで光量を落とせますので、非常に調整出来る幅が広くなっています。リモコンを使用する関係で難しかったのかもしれませんが、ダイヤルで調光できると、さらに調整しやすかった気がします。
リモコンについては、リモコンでもスイッチのON OFF、調光が出来るので、テントに釣ったEX-700RCを寝袋から操作するのに便利そうです。気を付けないと無くしそうですけどね。リモコンにもLEDが搭載されているので、キーライト代わりに利用できます。
さすがに、ヒット商品だけ有ってよく出来たランタンです。サイズ、価格、光量とバランスが良く、中々対抗できる商品を探すのは難しそうです。敢えて難点を上げるとすれば、外したホヤの置き場所に困ることと、押しボタン式のスイッチ。ホヤを外せばむき出しの光源を使え、邪魔な支柱などもありませんので、目障りな影が発生しないのは良いのですが、ホヤを外さずに吊り下げてダウンライトとして使用できるようになれば、より使いやすくなりそうです。
スイッチは、押したり、長押しで光量を調整したりと、やや煩雑な感じがします。すぐに覚えられますが、自分が望むモードを直ぐに呼び出せない事も有るかもしれませんね。
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