LOGOS ロケットパワーLEDランタン 3W×2の大光量を試す
Spec
3WLED×2のパワフルなランタン
LOGOSは、ユニークなキャンプ用品を比較的低価格で提供しているメーカーですが、LEDランタンに比較的早い段階から積極的に商品展開してきたメーカーでも有ります。
ロケットパワーLEDランタンの特徴は、3W LED 2個搭載したパワフルさと言えます。LEDは、複雑な突起が設けられた透明樹脂製の筒の上下に取り付けられており、筒のほぼ真ん中にソロバンの玉のようなリフレクター(反射材)が装備されています。上下配置されたLEDがこのリフレクターと樹脂製の透明の筒によって、横方向へ配光される仕組みとなっています。
サイズは、単一電池4本を使用することからも分かる通りLEDランタンとしては、かなり大きくEX-777などと比べると、二回りほど大きなサイズです。ポケットはおろかリュックにさえ偲ばせるのは厳しいサイズで、オートキャンプ専用と言えるかもしれません。
電池の消耗も比較的早いので、緊急用として使用するには、オーバースペックで贅沢過ぎるかもしれませんね。東日本大震災以来、色々な事が変わりましたが、私もランタンに対する見方がやや変わりました。以前なら、とりあえず光量の大きな物を選びましたが、物には用途が有って、大が小を兼ねるとは限らないのが実情です。
横方向への配光に強いランタン
LEDは、非常に指向性が強く、横方向へ配光するのが難しい光源です。各社、円錐状のリフレクターによって、横方向への配光を実現しようと努力はしているようですが、イマイチ上手くいっていないようです。GENTOS エクスプローラーシリーズのように、ランタンを逆さに吊り下げる事によって、ダウンライトとして好結果を出しているパターンも有りますが、ロケットパワーLEDランタンは、こう言ったランタンとは、やや方向性の違うランタンで、横方向の配光では圧倒的な光量です。このため、卓上の明るさでは、ダウンライトタイプを上回る事が出来ます。
明るい光源を目の前に置くと、眩しい事もあり、やや好みは分かれるかと思いますが、手元をより明るく照らしたい場合、ロケットパワーLEDランタンは横方向への強い配光が期待出来ます。
反面、テーブルの上は物が置かれている事も多く広い範囲を効率的に照らすには、ダウンライトタイプの方が効率が良さそうです。本を読んだりするにも、上からの配光の方が影が出来にくく、便利です。
また、複雑な形状のクリア樹脂材とリフレクターで配光を行っていることから、ムラのある光となってしまう点や、3本の金属製フレームの影が出てしまう点も気になるところです。3W LED×2というランタンは他に選択肢が無いので、この辺りも更に改良してもらえると嬉しいところです。
白い光は評価を分けるところ
ロケットパワーLEDランタンでは、白色LEDを使用しているため暖色LEDのような温かみのある光の色ではありません。むしろ白を通り越して、やや青っぽい感じさえする光の色ですが、ここは好みの分かれる部分なので一概にどちらがよいかは難しいでしょう。
白色の方が色の判別には有利だし、暖色の方が雰囲気は良いです。また、白色LEDの方がやや明るい傾向にあるので、同じランタンでも暖色LEDを使用したほうが暗くなる可能性もあります。効率を考えるなら白色、雰囲気を選ぶなら暖色と言えるかもしれませんね。
ちなみに、虫は白色の方がよって来やすいとも言われています。LEDは虫を寄せやすい光の成分をあまり出さないとも聞きますが、光量が強いこともあって、やや虫が寄って来やすい印象を受けました。もちろん、屋内で使用する分には全く関係有りません。
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