各種レビュー記事
購入前の考察・または欲しいものを妄想…
Spec
白色光
975lux | 108lux | 323lux |
昼光色
668lux | 81lux | 165lux |
暖色
347lux | 44lux | 122lux |
さて、今回取り上げるのは、GENTOS SOL-036C。2014年春に登場したモデルの中では単3電池を使用する小型のモデルです。
実は、2014年に登場したモデルはどれも人気のようで、注文して最初に届いたのが、SOL-036Cです。SOL013Cも注文しているのですが、こちらは6月末まで入荷しないとの事です。夏に使いたいと思っている人は早い目に注文しておいた方が良いかもしれないですね。
SOL-036Cですが、電池を入れて点灯させてみると、明らかに今までのランタンよりも明るいのが分かります。LEDランタンも年々進歩を遂げ、せいぜい100ルーメン台だったスペックもついに300ルーメンを超え、400ルーメンですね。しかも単三電池6本で動くモデルだと言うから驚きです。白色モードでの光量は側方でガスランタンの明るさにも迫る性能で、暖色光に拘らなければ、非常に高いスペックを提供してくれます。
もちろん、GENTOSのランタンの特徴である逆さ吊り下げモードも受け継いでいます。グローブを取り外して、高い位置から逆さに吊り下げて使用するわけですが、もう、これよりも上位のランタンは必要なんだろうか?って思える程度には明るくて、普通に作業したり、物を読んだりするには十分過ぎる性能です。
パッケージなどは、今までとそれほど変化が無い印象です。
アルカリ電池が6本付いているので、すぐに使用できます。おなじみの折りたたみフックも付いてきますよ。多機能モデルですが、リモコンは付いてません。
SOL-036Cは良くも悪くも単三電池を採用していることでしょう。同じGENTOSのLEDランタンでも、EX-V777Dなどは単一電池を使用しているのも有って、電池容量が大きく長時間使用には向いています。
一方で、単一電池はアルカリ電池ではランニングコストが悪く、充電用の電池も高く、専用の充電器も必要となるので、単三電池2~3本を単一スペーサーに入れて使用している人も多いかと思います。こうなると、電池の本数が6~9本必要になるうえ、スペーサーまで必要になるので、やや面倒な上、実際には一泊程度のキャンプでは、そこまでの連続点灯時間は必要有りません。また、わずかでは有りますが、単一電池を使用するランタンの方がサイズが大きいのも好みが分かれそうです。
こういった、単一電池を使用するランタンと比べると、SOL-036Cは単三電池をを使用するランタンなので、電池の持ちはあまり良くありません。最大光量で使用すると、4時間程度で半分の明るさになってしまうので、長時間使う場合は光量を抑えるか予備電池が必要です。
このため、一晩最大光量で点灯させるような用途には不向きかもしれませんが、代わりに電池のスペーサーも必要無いし、単三電池を6本だけ用意すれば良いだけです。
一泊程度のキャンプの場合は、ランタンを最大光量で使用するのは、せいぜい数時間程度なので、後は光量が落ちた状態で寝るまで使うか、電池を交換すれば良いですね。防災用途などで使う場合は、光量をかなり絞って使って、どうしても必要な場合だけ光量を上げるなど、使い方の工夫をする必要が有りそうです。なまじ光量が有るので、最大光量で電池を無駄遣いしてしまわないように注意しないと、あっという間に電池を消耗して暗くなってしまいます。
大きさは単三電池6本なので、思ったよりも小型です。
電池ボックスの開閉は以前のモデルよりも容易になった印象です。
GENTOSのランタンと言えば、グローブを取り外して逆さに吊り下げる事が出来るように、底面にもフックが付いてる点が特徴です。もはや説明するまでも無いかもしれませんが、少ないランタンで影を少なく効率的に照らせるので、非常に便利な機能です。グローブの取り外しが出来くて、光色切り替えの出来ないEX-136Sと、どちらを選ぶかは悩みますが、個人の好みの範疇かなと思います。
個人的には取り外したグローブの置き場に困るので、外れないEX-136Sもお勧めです。
もちろん、グローブを取り外して逆さ吊り下げモードにも対応しています。発光部を見ると暖色LEDと白色LEDが搭載されているのが分かります。
今回から、導入された光色切り替え機能ですが、白色が意外と良いように思います。今までの青みがかった白色光と違い暖色とミックスして発光するので、好感触です。逆に昼光色モードは必要なかった気がします。白色と暖色の切り替えが出来れば、それでOKです。
光量の調整は本体ボタンの長押しで行いますが、これはあまり使いやすいとはいえません。弱モードでも、それなりに明るいので、作業が終わったら光量を抑えて電池の消耗を抑えるのは有りですね。
キャンドルモードも、必要性に疑問符が付きますが、全体としては非常によく出来たランタンで、キャンプ用にお勧めのランタンです。
思ったよりも好感触の白色モード。白色モードと言うよりは、全点灯モードですね。
おなじみの暖色光。作業が終わったら暖色光に切り替えて、雰囲気を楽しむのも有りです。
まあ、余り使うことの無さそうな昼光色モード。スイッチの切替が煩雑なので、無くても良かった気がします。
ゼロからキャンプを始める!Percussion cap
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