各種レビュー記事
購入前の考察・または欲しいものを妄想…
Spec(カッコ内はエネループ使用時の明るさ)
67(50)lux | 8(6)lux | 25(21)lux | 単三 3本 |
Panasonic BF-AL01は防災用途とパッケージに書かれている訳では無いが、公称の18ルーメンとキャンプに持っていくには暗く、どちらかと言えば防災用途のランタンと思われる。卓上、逆さ吊り下げ両用のランタンではあるが、グローブが均質に光らないので卓上に置いて使用すると眩しく、吊り下げで使うのが良いだろう。明るいランタンでは無いので、作業場所や見るものから比較的近い距離で吊り下げて使用する事になるが、適切な距離で吊り下げる場所が無いと少々使い難い。ちなみに紐の長さは比較的短く、試しに首から吊り下げてみようと思ったら頭が通らなかった。
この手の小型で光量が控えめのランタンは評価が難しく、暗いと言ってしまえばそれまでで全て無しになってしまう。しかし、単三電池3本と少ない本数に抑えられているので物資が不足しがちな災害発生時には適している。特に単一電池は普段の生産数が少ないので、災害発生時にあっという間に無くなってしまうのが東北の地震で実証されている。電池3本付属ですぐに使える点も防災用途としては良いだろう。
この手のランタンを購入したら、実際に点灯させてランタンだけで活動してみるべきだろう。限られた光量で何が出来て何が出来ないのか予め知っておくと良い。実際に災害に遭ったらこのランタンだけで活動しなければ行けないのだから、使ってみたら思ったよりも暗いでは済まされない。ちなみに暗いとは言っても近い距離で本を読んだり地図を確認したりは出来る。快適に作業は出来ないだろうが、非常時の光源と考えれば贅沢は言ってられない。光色も低光量ランタン定番の白色光である。
限られた光量のランタンなので、これ一つ買ってキャンプに行こうなんて間違っても思わないように。キャンプで使うには数を揃えてあちこちに置くにしても100~150ルーメンクラスのランタンを購入するべき。
サイズは単三電池を使用するランタンの中でも小型なので、防災バッグに入れておいても邪魔にはならない。Panasonic BF-AL01は、サイズやスペックを最小限に纏めたランタンと言えるだろう。900円を切る価格を考えると、スペックや質感は二の次に、自治体などで数を揃える事を想定しているのかもしれない。
元々暗い上に、エネループなどの充電池を使用すると電圧が低いのでさらに暗くなってしまう。アルカリ電池で使用するのが良いだろう。
写真ではかなり均質に発光しているが、斜め上から見下ろすとLED発光部だけが光り輝いていて、卓上ランタンとしてはお勧めしない。吊り下げての使用がメインとなりそうだ。
単1電池3本使用のGENTOS EX-777XP(右端)と比べると明らかに小さい。単4電池4本使用のSOL-144よりも小さいのが面白いが、SOL-144はグローブが均質に発光し質感は遥かに良い。
本体上部を回転させてON/OFF、電池の交換のために本体開閉を行う。
本体の開閉は、ややチープだが、900円を切る価格では仕方ないかもしれない。
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